法学部教授 太田幸夫
私達は東京地方裁判所で刑事裁判を傍聴しました。被告人が立ち寄ったコンビニで客を殴ったという単純な事案ですが、前科が多くあり、出所から間がない犯行ということで正式起訴になったようでした。傍聴後、裁判官がわざわざ学生を呼び、質問に丁寧に答えて頂き、とても良い勉強になりました。
私達は学部デーに東京地方裁判所に行き、刑事裁判を傍聴しました。事件は、被告人がコンビニに行き、酒に酔った勢いで居合わせた客を殴ったという内容で、暴行罪に問われていました。被告人は同じような前科がいくつかある60歳位の男性で、自分の名前も言えないほど判断能力が低いようでした。そのためか、裁判官は優しい口調で被告人に問いかけていました。被告人は、医者から余命数年と言われているので、今後お酒を止め、二度と事件を起こしたくないと反省の気持ちを述べていました。最後に検察官は懲役1年を求刑し、弁護人は寛大な判決を求めていました。判決は2日後に言い渡されるとのことで、結果を知ることはできませんでした。
裁判が終わった後、裁判官は私達学生を法壇上に招き、質問に分かり易く答えてくださいました。とても勉強になった1日でした。
法学部法律学科1年 平井真樹
群馬県立館林商工高等学校出身