8月7日（金）に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で！
なぜ消防車に道をゆずるのか？ ―消防と法―
法学部准教授 倉島安司
道を歩いていたら、急に聞こえる「ウゥ～～！」という消防車の大きなサイレン音。常識のある人ならだれでも、「消防車を通さなければ！」と思うことでしょう。
でも、待った。人道的な問題は別にして、サイレンを鳴らして通っていく消防車を、どういう法律によって優先的に通さなければならないのか、皆さんはご存知ですか？
火事を見つけたら、すぐ119番に通報！
でももし、すごく急いでいて、火事を見つけても通報しない人がいたら、ひき逃げ事件と同じように、犯罪者になってしまうのでしょうか？
東日本大震災で大活躍した各地の消防隊。でも、岩手や宮城や福島で、東京や大阪の消防隊が、どうして活動できるのでしょう？指揮をとるのは、地元の消防？県知事？それとも内閣総理大臣ですか？
日常生活の中で、当たり前のように行われている、消火や救急の活動。でも、それらについて定めている法律は、意外に知られていません。
消防をめぐる法律の世界を、ちょっとのぞいてみませんか？