6月20日(土)に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!
18歳で成人式? -民法-
法学部教授 上河内千香子
選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる法改正が進行しています。それに伴い、成人年齢そのものを18歳に引き下げる法改正も現実味を帯びてきました。
民法は、成人年齢を20歳と定めていますが、この年齢は欧米諸国と比較して高く(たとえば、アメリカの一部の州、イギリス、ドイツ、フランスは18歳)、かつ、現在では確固たる根拠が乏しいのです。
では、実際に成人年齢を18歳に引き下げたとして何が変わるのでしょうか。それは、従来「未成年」とされてきた18歳、19歳の人の権利義務の内容が変わってくることになります。その問題は、少年法を含めて多くの法分野にわたるものですが、模擬授業では「民法」という視点から、契約、親子、結婚の関係についてお話ししていきます。