6月15日(日)に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!
あなたも狙われている?――悪質商法から身を守ろう――
法学部准教授 草地未紀
「消費者問題」と聞いて、何を想像しますか?
つい最近、大きな問題となったものとしては、レストランでの食品に関する不当表示や、冷凍食品への毒物の混入などがあり、これらは、大きく報道されました。
以前から、消費者問題として大きく取り上げられるのは、これらのように、消費者が購入した物のうち、食べたり使ったりする過程で、人の生命や身体に重大な危険が生じる事案であることが多いです。これらに、人々は大きな関心を示しますし、被害の金額もとても大きくなるからです。
では、「悪質商法」とは何でしょうか? 悪質商法も消費者問題の一つですが、悪質商法にだまされて契約を締結したからといって、すぐに生命や身体に危険が迫るわけではありません。また、投資に関するものを除けば、被害金額もそれほど大きいものではありませんから、人々の警戒レベルも下がります。
「そんなものに自分はだまされないよ、注意してるから」と思っていませんか?
取り締まっても取り締まっても、悪質商法は、あのテこのテで形を変えて、わたしたちに迫ってきます。悪質な業者は、人の心の弱みに上手につけこんで、いとも簡単に消費者をだましてしまいます。
悪質商法にだまされやすいのは、どんな人でしょうか?
悪質商法にだまされないためには、どうしたらよいのでしょうか?
また、もしだまされてしまったら、誰に相談したらよいのでしょうか......?
いっしょに考えてみましょう。