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Channel: 【駿河台大学】法学部からのお知らせ
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法学部の授業はけっこうおもしろい!!'14(4)―― 民法(債権総論)

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法学部法律学科3年 吉野智大

群馬県立前橋西高等学校

 この講義では、法律上の権利である債権について学んでいきます。債権とは、ある人が別のある人に対して何かをすることを要求できる権利のことをいいます。例えば、AさんがBさんに土地を売ったとき、AさんはBさんに代金を支払うように、BさんはAさんに土地を引き渡すように、それぞれ要求することができます。この権利を債権といいます。

 では、この債権について問題が生じたとき、どのように考えるべきでしょうか。例えば、AさんはBさんに土地を売るということで話がまとまった(契約が成立した)にもかかわらず、その話を聞いたCさんがより高い価格で同じ土地を買うと言ってきたとき、AさんはCさんにも土地を売ってしまってよいのでしょうか。

 講義では、図を用いて一つひとつ丁寧に説明してくださるので、内容がイメージしやすく、覚えやすいです。また、小テストも実施されるので、その時点での自分の理解度を確認することができ、テスト対策もしやすいと思います。




私のゼミを紹介します'14(3)――太田ゼミ(民事訴訟法)

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法学部法律学科4年 小池 薫

東京都私立明法高等学校出身


 私は、太田先生のゼミ(「生きている民事訴訟法」)に所属しています。

 このゼミでは、春学期には、比較的新しい事件について、その背景事情や法律上の問題点を教えていただき、分からない点を先生に質問するなどして、法律知識を身に付けていきます。民事事件以外にも、話題となった刑事事件をテーマとして取り上げることもあります。また、時には、就職試験に役立つ小テストなどがありますので、就職試験に関する対策指導も受けられます。

 秋学期には、それぞれが選んだ事件の民事訴訟法上の問題点について詳しく調べて発表を行い、先生やゼミ生から質問を受け、さらに調べた上で、その結果をレポートとしてまとめます。

 ゼミの特徴としては、通常の授業のほかに、借用証書や訴状等の書式を学んだり、戸外で模擬検証を行ったりすることで、実際の法律知識を学べますので、将来仕事をする上で役立つ知識を得ることができます。また、年に何回かゼミコンパや小旅行などが行われますので、ゼミ生同士の親睦を深める機会が多く、勉強以外にも役に立つ情報の交換ができます。



法学部の授業はけっこうおもしろい!!'14(5)――基礎演習

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法学部1年 金田光司

高等学校卒業程度認定試験

20140626hg_01.jpg 今回は基礎演習について紹介します。
 基礎演習では教養力を維持・向上させるため、漢検2級テキストを用いた漢字テストを毎回行っています。あまりなじみのない四字熟語もあり、結構大変なところもありますが、卒業後仕事に生かせるよう私は真剣に取り組んでいます。

 また、読解力・表現力を高めるため、文章を読んでレポートを作成する課題もあります。基礎演習は複数のクラスが設定されているため、担当する先生ごとに使う文章教材が違うのも面白いところです。私のゼミでは先生自らが書かれたコラムに関してレポートを書いています。とても面白いですよ。執筆した先生とじかに議論できるのですから。「自律」に関するテーマを扱ったときは、とにかく深く考えさせられました。他のゼミでは、長い文章の要約や出張した場合における上司へのメールの返信方法を学んだそうで、これまた実践に生かせそうです。

 これから駿河台大学に来る皆さんが、少しでも基礎演習に興味をもってくれたら嬉しいです。駿河台大学の法学部には、基礎演習だけでなく多くの特徴的な授業があります。オープンキャンパスなどでは、学生スタッフが丁寧に高校生のみなさんにアドバイスしてくれます。そういった先輩方に直接聞いてみてください。さらに違ったこの授業の面白さを聞くことができると思いますよ。


私のゼミを紹介します'14(4)――海老澤ゼミ(外国文学)

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法学部法律学科4年 小口善稀

東京都私立明法高等学校出身


 欧米の短編小説を読み、レポーターが用意した様々な問題点について、ゼミのみんなで議論をします。また、登場人物の思考や感情、行為などに思いをはせ、日本の社会や文化と比較して、異なる価値観があることを理解します。広範な読解力を身につけることが目的です。

 最近では、デーヴィッド・ハーバート・ローレンスというイギリスの小説家が書いた「二番手がいちばん」という作品についてみんなで議論をしました。フランセスという女性が都会の彼氏にフラれ、田舎に帰ってきて、昔からの知り合いである男に惹かれていくという物語です。文中で気になることを問題点として議論しています。みんなで楽しくできているのもこのゼミの特徴です。

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中央の青いTシャツが小口君



7月13日(日)のオープンキャンパス『模擬授業』予告編!

法学部の授業はけっこうおもしろい!!'14(6)―― 歴史学(日本史)

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法学部法律学科2年 片桐孟也

新潟県立見附高等学校出身

20140702_law1.jpg 歴史学(日本史)では、主に室町時代と戦国時代を取り上げます。室町時代とは、戦国時代に入る前の時代で、その時代から見えるものが数多くあります。例えば、平和な世の中から戦乱の世の中へと移り変わった背景や、その時代に活躍した人物など、色々な発見があります。

 この講義では、あらかじめ簡単にまとめられたプリントが配布されます。このプリントに沿って講義が進められます。プリントに書かれていない事柄については、板書や口頭で説明をしてくれます。そのため、各々がそのプリントに書き込みをしてプリントを完成させていくというスタイルになっています。

 春学期は、室町時代について、関東に目を向け、そこでの政治的な構造を中心に取り上げています。この時代には新しい政策があまりないようですが、この時代が次の時代につながっていく部分が多いので、深く見てみると面白い時代です。一方、秋学期に取り上げられるのは、戦国時代です。室町時代に比べたら格段に面白い時代だろうと思います。今から楽しみです。

 最後になりましたが、公務員試験では、日本史や世界史といった歴史分野も出題されますので、楽しみながら試験対策もできると思います。

7月13日オープンキャンパス模擬授業・もうひとつの予告編

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7月13日(日)に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!

特許発明のナゾを解明しよう! ―特許法―

法学部准教授 松平 光徳

 私たちの生活をとても快適で便利にしているさまざまなアイディア(発明)はどのようにして生まれたのでしょうか、そして、その発明を活かす「工夫」とは・・・・・?

発明家にとっての刺激は・・・「特許」。ばく大な利権を生み出す「特許」は、発明家にとって「馬の前のニンジン」になります。そのことを、第16代米国大統領のリンカーンは、「特許は天才の炎に利益という油を注いだ」と述べていますが、その「油」に燃え上がった天才がいました。

「世界の発明王」いえばエジソンの名前が浮かびます(エジソンの特許権取得件数は1000件を超えます)。1847年に米国で生まれたエジソンは、日本では「発明王」として有名ですが、その反面、本国米国では「訴訟王」としても大変有名です。「発明家」というと科学者らしい「コツコツと研究に没頭して、お金には無頓着」というイメージがありますが、エジソンはそんなイメージとは違って、発明家であり実業家といわれるのがエジソンの本当の姿といわれています。発明は「1%のひらめきと99%の汗」という言葉が有名ですが、エジソンの場合は、「1%のひらめきと99%の訴訟」という皮肉を込めた言葉もあったほどです。

 他方、エジソンが生きた同じ時代に米国で発明されたのが「コカ・コーラ」。その独特の味と色あいで全世界を魅了し続けていますが、そのコカ・コーラの「味」をめぐる特許戦略は、エジソンとは全く違います。知っている人も多いと思いますが、コカ・コーラの味(レシピ)は秘密にされていて、レシピは銀行の貸金庫に厳重に保管されているそうです。それでは、なぜコカ・コーラはその独特の味を「特許」にしなかったのでしょうか。

 エジソンとコカ・コーラ、発明を活かす工夫にどんな違いがあるのか、一緒に考えてみましょう。

法学部の学生表彰がおこなわれました

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 6月25日(水)に法学部の「学部長賞」表彰式が行われ、さまざまな分野で活躍した14名の学生に、黒田基樹法学部長から表彰状と副賞が贈られました。

 「学部長賞」は前年度の学業成績優秀者や資格取得者、また女子会、駿輝祭、オリエンテーションキャンプやオープンキャンパスなどの活動で、顕著な結果を残した学生に授与されるものです。これを励みに今後もがんばってください。

2014年度法学部「学部長賞」を受賞した学生

4年 天沼 梓 埼玉県立桶川西高等学校 出身
戎屋 優 埼玉県私立浦和学院高等学校 出身
小池 壱長 群馬県立高崎商業高等学校 出身
仲西 信人 沖縄県立首里東高等学校 出身
3年 赤木 永幸 埼玉県私立武蔵越生高等学校 出身
小久保 絵美子 埼玉県立戸田翔陽高等学校 出身
鈴木 俊平 東京都立小平南高等学校 出身
塚見 悠記 東京都私立保善高等学校 出身<
広瀬 俊也 福島県私立聖光学院高等学校 出身
森田 裕香 埼玉県私立秋草学園高等学校 出身
2年 佐野 有紀 埼玉県立川越初雁高等学校 出身
片山 希妃 高等学校卒業程度認定試験
迫田 悠希 東京都私立城西大学附属城西高等学校 出身
蓬田 春希 岐阜県立斐太高等学校 出身

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法学部生が地域の消防団で活躍しています(2)

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 地元の飯能消防団に、今年は本学の女子学生が参加しています。彼女たちが、その活動の一端を紹介してくれました。

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<右端の2人が駿大生です>

20140709hg_02.jpg 「6月15日に飯能女性消防団は飯能市内の地域で火防巡視(消防団の団員が昼間各家庭を訪問し、家屋内の火の元の点検をする活動です)を行いました。バーベキューや花火をする季節になってきたこともあり、より一層火に対する意識を高めなければなりません。家庭内で普通に生活をしていると思っていても思わぬ箇所から出火する恐れもあるので、各ご家庭を周り簡単な火防チェックをさせて頂きました。皆さんお忙しいのにもかかわらず、とても親切にして下さり、10問程度のアンケートに答えて頂きました。答えて頂くと『こんな所からも出火するかもしれないの!?』と驚かれていました。また、ご高齢の方や古い家に住まわれている方で火災報知器が設置されている家は少なそうだなと思っていたのですが、ほとんどの家が備わっていたことに驚きました。中には火災についてとても詳しい方もいてこちらも学ばされました。それぞれの方達の火災の安全対策に対する意識の高さに驚かされた1日でした。」

(法学部法律学科2年 青木栞 東京都私立駒場学園高等学校出身)

警察官・消防官ガイダンス第二弾が開催されました

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法学部准教授 倉島安司

 公務員・資格試験学習室では、4月23日に1年生を対象に各種試験ガイダンスと講演会を行いました。大学の授業も始まったばかりで、進路志望はまだ単なる「あこがれ」に近く、試験勉強について具体的なイメージが持てなかったと思います。

 そこで法学部学習室では、6月18日(水)に警察官・消防官志望者のための第二弾ガイダンスを開催しました。今回のガイダンスでは「警察・消防コース」に置かれている、2年次の「選択演習」を担当する先生方が、警察官や消防官の採用試験で過去に出題された問題などを参考にして、今後どのような準備をすればよいかを話しました。

 また、今年度各地の警察官・消防官採用試験を受験し、一次試験に合格した法学部の先輩から、勉強方法などをアドバイスしてもらいました。今回のガイダンスをきっかけとして、警察官・消防官を目指す学生たちには、試験に向けて準備を始めてほしいと思います。

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ガイダンスに参加した学生の声をお届けします。

法学部法律学科1年 米谷拓
岩手県立盛岡北高等学校出身

 駿河台大学には、公務員を目指す学生が多く在籍しており、とりわけ警察官・消防官の人気が高くなっています。今回のガイダンスは、先生からのお話と、東京消防庁・警視庁・埼玉県警を受験した先輩方の体験談の2つがメインでした。

 まず、先生の説明を聞いて思ったのは、警察官や消防官になるのは「甘くはない」ということです。消防も警察も試験は2次まであり、倍率も高い。夢や憧れだけでは合格できず、「基礎の基礎」をしっかり学ぶことが大事だと分かりました。先輩方のお話は、実際の面接と試験についての体験談で、とても現実味があり、一瞬で目が覚めました。

 今回のガイダンスから言えることは、勉強するのはもちろんですが、体を鍛え、友達を作ること、夢や憧れだけでなく、最善の努力をすることが大切だということです。私は自分を信じて努力を続け、夢を叶えようと心に誓いました。


私のゼミを紹介します'14(5)――成田ゼミ(政治学)

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新聞を読んで世界と日本の今を知る

法学部法律学科3年 岡田由紀(群馬県私立新島学園高等学校出身)

法学部法律学科3年 沢木夏奈子(埼玉県立大宮南高等学校出身)

 成田ゼミナールでは、毎回新聞を使った授業をしています。現在、日本と世界は、どのように動き、どのような問題を抱えているのか。時事問題に関心を持ち、さまざまな知識を得ることは、社会人になる前の段階で、とても大切なことです。ゼミでは、割り当てられたテーマについて報告者が発表した後、その日の朝刊を読んで、現在日本と世界で起きていること、その意味や背景、今後の課題などを考えた上で、成田先生に解説していただきます。

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 成田先生は駿河台大学の教授であるとともに、政治学者としても高名な先生です。総理大臣の秘書官や内閣官房参与という大役も経験されてきましたが、私たち学生にはとても優しく、面倒見の良い先生です。ゼミでは政治の裏側や、私たちが知っていそうで知らない話もしてくださるので、とても興味深く、ためになります。時には学生につっこまれる一面もあり、楽しいゼミになっています。

7月26日(土)のオープンキャンパス『模擬授業』予告編!

7月26日オープンキャンパス模擬授業・もうひとつの予告編

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 7月26日(土)に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!

見て見ぬ振りだけで人殺し!! ―刑法―

法学部教授 長谷川裕寿

 電車の中でお年寄りや小さな子供に席を譲る。みんなの心がなごむ瞬間です。弱い人たちに手を差し伸べましょう。困った人たちがいたら助けましょう。道徳や宗教であれば、間違いなく称賛される行為ですね。逆に、知らんぷりをすれば「白い目で見られる」。すなわち非難される行為といえます。

 では、法律、とりわけ刑法という法律からみると、困っている人がいるのに手を差し伸べず、見て見ぬ振りをした場合、どうなるのでしょうか。やはり、道徳や宗教と同様、非難されることになるのでしょうか。
 席を譲らないことで、処罰されたなんて話は聞きません。では、怪我をして助けを求めている人を、関わりたくないからと無視したときは? 保育士さんが自分の言いつけを守らず、保育園を抜け出した子供が池にはまっているのを、見て見ぬ振りをしたときは?

 「人を助けない」、「見て見ぬ振りをする」という様々な事例のどこかに、処罰/不処罰の境界線が引かれるはずです。では、いったいどこに引かれるのでしょうか。模擬講義では、いくつかの境界線の引き方を学びながら、それぞれの引き方が持つメリット・デメリットを考えてみたいと思います。



法学部の授業はけっこうおもしろい!!'14(7)――民法(契約)

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法学部法律学科2年 古川桂花

埼玉県・国立筑波大学附属坂戸高等学校出身


20140722hou_1.jpg 民法(契約)Ⅰについて紹介させて頂きます。
 1年生の民法概論で触りの部分を学び、2年生からは契約や物権、総論などと分かれていきます。この授業では民法の第三篇債権第二章二節から十四節の契約各論について学んでいます。

 「契約」とは何か? 「契約」と一言で言いますが、契約には色々な種類があります。民法に規定されている(名前のつけられている)13種類の契約を有名契約と言います。それ以外の契約を無名契約といいます。たとえば、私たちは大学にあるセブンイレブンでお昼を買うことが多いですね。おにぎりを選び、レジでお金を払い、おにぎりを受け取ります。それも有名契約のひとつである「売買契約」を締結していることになります。普段、私たちが意識をしていないだけで、契約をおこなっているのです。

 民法は、普段の生活の中に深く関わってきます。その中で契約とはとても身近なことです。このように覚えることがたくさんあり、大変ですが、先生が事例をとても丁寧に解説してくれます。また、民法の債権編はほとんど任意法規(公の秩序に関しない規定で、必ず守らなければならないわけではなく、当事者の意思を補充するために用いられる規定)なので、六法に書いてある条文だけでは解決できないこともあります。そういう意味では、他の法律の学習よりも頭を使うと思いますが、とても面白く感じられます。民法(契約)は将来的にも自分に必要になってくる知識が身につく講義です。



合格者の声を更新しました(市役所編)vol.62

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 2014年3月に法学部を卒業した久木田 憲彦さんが沖縄県座間味村役場の採用試験に合格し、入職しました。久木田さんから届いた合格体験記を紹介します。

沖縄県座間味村役場合格体験記

法学部法律学科2013年度卒 久木田 憲彦
埼玉県私立埼玉栄高校出身

 私はボランティア活動に取り組むなかで、地域の課題を発見し、それを解決することにやりがいを感じ、公共政策に携わりたいと考えました。

 公務員試験は、科目数が多いものの、基本的な問題を多く解くことが重要です。一冊の参考書を繰り返し解き、知識の精度を高めましょう。
 
 公務員試験も面接重視ですから、どんな大学生活を送ったのかが問われます。私は、学生論文やボランティア活動に取り組んだ経験を具体的に説明し、その経験をいかに公務員として活かすことができるのかを中心に、自分らしさを伝えられるよう工夫しました。

 駿河台大学では、各省庁の方々が学内に来て説明してくださいます。早い段階で説明会に参加すれば、二次試験に対する不安もなくなり、筆記試験に集中することができます。

 皆さんのご健闘をお祈りしております。

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(ウィキペディアの写真です)


8月8日(金)のオープンキャンパス『模擬授業』予告編!

8月8日オープンキャンパス模擬授業・もうひとつの予告編

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 8月8日(金)に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!

「爆睡している人を監禁することはできない!!」 ―刑法―

法学部教授 長谷川裕寿

 「ここから出してくれ‼」。
 閉じ込められた人の叫び声ですね。出たいのに出られない。

 そう。「移動したい」と思っているのに移動を妨げられている、というのが、監禁の典型的なイメージです。ここからすると、そもそも「移動したいと思っていない人」を、監禁することはできないことになりそうです。

 ならば、爆睡している人はどうでしょう?寝ているのですから、移動したいと思っているはずがありません。ということは、爆睡中の人に対して監禁はありえない!?

 さらには、移動の可能性がはじめからない乳児の場合は、どうでしょう。仮に移動したいと思っていても、移動できないわけですから、「移動を妨げた」とは言えなそうです。となれば、乳児に対する監禁もありえない!?

 みなさんはこれらの帰結を受け入れますか。それともどこかおかしいと感じますか。「爆睡している人や乳児を監禁することはできない!!」。こうした主張の当否について、一緒に考えてみませんか。



8月9日(土)のオープンキャンパス『模擬授業』予告編!

8月9日オープンキャンパス模擬授業・もうひとつの予告編

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ミッキーマウスは誰のもの? ―著作権法―

法学部准教授 松平 光徳

 世界中の誰もが知っている「ミッキーマウス」、それは、米国のウォルト・ディズニーが1928年の映画「蒸気船ウィリー」で産み出し、ウォルト・ディズニー社が長い年月をかけて育て上げてきた大国アメリカを代表するヒーロー・キャラクターですね。

 そして、「ミッキーマウスは誰のもの?」と訊かれれば、もちろん「産みの親、育ての親」であるディズニーのものだと答える人が多いと思います。法も、ミッキーマウスというキャラクターを利用する権利をいろいろな形でディズニーに保障しています。ミッキーマウスは、日本のディズニーランドやディズニーシーをはじめ、毎日、世界中で、ディズニーのために最も忙しく働いている稼ぎ頭といえるでしょう。

 ただし、ミッキーマウスが初めて登場した映画については、少し話は変わってきます。映画「蒸気船ウィリー」の著作権(保護期間)が切れるからです。

 著作権法は、著作物を創作した人に、一定期間、その著作物を独占的に利用できる権利(著作権)を保障しています。したがって、一定期間経過した後は、その著作物はみんなが自由に無料で利用できるものにされるのです。もちろんそれは、映画に登場したミッキーマウスも例外ではありません。ミッキーマウスが「みんなのもの」になる日が近付いているともいえますね。

 この講義では、「ミッキーマウス」を例に挙げて、著作権法が保障する著作権という権利はいったいどのような権利なのか、その目的は何か、そして期間の制限があるのはなぜかについて考えます。

法学部学習室主催「現役警察官による模擬面接」が実施されました

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 今年度も法学部学習室では、地元飯能警察署の現役警察官の方々を3名お迎えし、本学の1次試験合格者に対して模擬面接を実施いたしました。実際に採用試験官を担当したご経験をお持ちの警察官の方々による本番さながらの面接が行われ、本学の学生も真剣に望んでいました。個人面接終了後には、改善すべき点などについて具体的なアドバイスをいただきました。この貴重な経験は、本番の面接できっと大きな力となるでしょう。


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