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Channel: 【駿河台大学】法学部からのお知らせ
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新任教員からのメッセージ(4・終)―竹内健互専任講師

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 本年4月に法学部に着任しました、竹内健互と申します。専任教員としてのスタートを、新入生の皆さんと一緒に切れたことを大変嬉しく思っております。

 専門は刑法学です。共犯論、中でも教唆犯を研究テーマとしています。刑法学には難解な概念や理論が多く、きっと皆さんも、「なぜ難しい言葉を使ったり、ややこしい理屈をこねたりするのか」と不思議に思うことでしょう。刑法学という学問は、国家による処罰を合理的にコントロールするための「知恵の絞り合い」に他なりません。刑罰は、命をも奪う最も苛酷なペナルティですから、それを国家の「気まぐれ」に任せることは、猛獣を放し飼いにするのと同じく、危険極まりないことです。猛獣を飼いならすために頑丈な檻や首輪が必要であるように、国家による処罰をコントロールするにもそれなりの「道具」が必要となります。難しい概念や理屈も、私たちの自由が国家により不当に奪われないようにするための「知恵」=「道具」の一つとして重要な役割を担っているのです。このように、大学では何気ない疑問が本質的な問題に結び付くことも稀ではないので、普段から素朴な「なぜ」という問いを大切にしてください。

 また、人生も大学生活も1回きり、やり直しはできませんし、4年間は、長いようで短くもあります。目標もなくダラダラ過ごせばあっという間に過ぎ去ってしまいます。大学生活を充実したものにするためには、一日でも早く明確な夢や目標を持つことが大切です。夢や目標が決まれば、何をすべきかが明らかになるでしょう。それと同時に、夢や目標の実現に必ず「締切り」を設けましょう。「何を」「いつまでに」しなければならないかをはっきりさせることで、皆さんの夢や目標はぐっと実現に近づくはずです。

 講義や演習などで皆さんと活発な議論ができることを心より楽しみにしています。

竹内健互プロフィール
竹内健互専任講師の詳しいプロフィールを公開しています。


春の全国交通安全運動に本学法学部生が参加しました。

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 4月6日から15日にかけて、春の全国交通安全運動が実施されました。本学のある飯能市でも飯能警察署による交通安全運動が行われましたが、その活動に本学の学生が参加しました。以下はその様子と学生から寄せられた手記の一部です。

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 「6日の出陣式に参加してみて、警察官の方々の立ち姿がしっかりとしていて、整列の時も一人も乱れていないことに驚きました。かなり年配の方もおられましたが警察学校で受けた厳しい指導は年をとっても色褪せることはなく、一生ものの能力として身についているのだと感じました。」
(法学部法律学科3年 井上和也 東京都立青梅総合高等学校出身)

 「今回は自転車による事故の減少と歩行者の、とりわけ高齢者と子どもの事故の減少を主な目的とした取り組みでした。駿河台大学の学生のほか近隣の町内会の方々など地域との協力という側面もあり、地域の一員として次の機会も参加したいと思います。」
(法学部法律学科3年 志茂誠 埼玉県立所沢中央高等学校出身)

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 「今回、2日間に渡り飯能警察署の交通安全運動に参加し、警察官の存在を身近に感じることができました。このような運動に参加するのは初めてであり、貴重な体験になりました。将来、警察官の職に就くときの参考のためにも、今後も積極的に参加していきたいと思います。」
 (法学部法律学科2年 馬場貴宏 埼玉県立川越総合高等学校出身)

 「この時期は、新しいことを始める人が多く疲労が溜まりやすいので交通事故が多発するそうです。1件でも多くの事故を防ぐためにも、交通ルールをしっかり守り、居眠り運転をしないように日頃から常に心掛ける事が必要であると警察官のお話をうかがって改めて認識することができました。」
 (法学部法律学科3年 平井司 群馬県高崎市立高崎経済大学附属高等学校出身)

 「15日には阿須運動公園前の道路にて、安全運動の関係者の方々と共に、『安全運転に協力して下さい』と、車を運転している皆さんに呼びかけを行いました。この運動を通じて安全運転を心がける人が増えるようになって欲しいと思います。」
 (法学部法律学科3年 森田裕香 埼玉県私立秋草学園高等学校出身)

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 「私たち学生以外にも、地域の方々、母の会のお母さん方も参加されていました。この運動は、警察をとても身近に感じるいい機会で、初めはとても緊張しましたが、女性警察官の方が優しく教えてくれ、6日のときよりも多くのドライバーの方にチラシなどを配ることができた時は、とてもうれしく思いました。私たちが普段関わることのない警察ほかの皆さんと、こうした行事に関わることで、より警察の事に興味が湧いてきました。 次回もぜひ参加したいです。」
 (法学部法律学科2年 髙山直樹 群馬県私立樹徳高等学校出身)

公務員・資格試験学習室主催の公務員試験説明会が開催されました(1)―行政職編

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 4月23日(水)に公務員・資格試験学習室(法学部学習室)主催の公務員試験説明会が開催されました。行政職・警察官・消防官の各パートに分かれ、各担当教員から職務の概要、試験制度の説明から具体的な勉強法に至るまで密度の濃い説明が行われたほか、それぞれ特別ゲストをお招きしました。今回は行政職編について学生の手記を元にご紹介します。

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≪飯能市役所勤務・本学同窓会長の中島俊夫氏(右)。左は朴昌明法学部准教授。≫

「4月23日の公務員試験説明会に参加しました。今回説明をしてくださったのは、飯能市役所にお勤めの、駿河台大学の五期生でもいらっしゃる中島俊夫さんです。中島さんは市役所で働くことになったきっかけや、公務員試験を受けるにあたってどのように試験対策をしたのかなど詳しく説明してくださいました。当時の自分自身がどういった気持ちであったかなど、技術面だけでなく心情面も織り交ぜてお話しくださったので、公務員試験を身近に感じることができました。中島さんは民間企業の内定ももらっていたとのことで、市役所のことだけでなく民間企業のことについてもお話しくださいました。学生からの質問にも、市役所の職員として、また一個人としての意見も丁寧に一つ一つお話しくださいました。公務員を目指すうえでとても参考になる内容で、学生は皆熱心に聞いていました。」

(法学部法律学科2年 青木栞 東京都私立駒場学園高等学校出身)

5月24日(土)のオープンキャンパス『模擬授業』予告編!

公務員・資格試験学習室主催の公務員試験説明会が開催されました(2)―消防編

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 4月23日(水)に行われた公務員試験説明会では、すでに紹介いたしました行政職公務員(県庁や市役所などに勤める一般の公務員)についての説明会とならんで、警察官志望者や消防官志望者のためのガイダンスも開かれました。

 今回は、消防ガイダンスに参加した学生の感想をご紹介します。

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≪消防ガイダンスでお話くださる飯能消防団長の梨木幹雄さん≫

「この日は、駿河台大学の先生による消防ガイダンスのあと、飯能消防団長の梨木幹雄さんのお話をうかがいました。

 そのお話で改めて、消防関係の方々のすごさを実感しました。

 訓練などでお忙しいなかでのガイダンスでしたが、そんな事を感じさせることなく行われた消防団長さんのお話は、とても丁寧で、力強さを感じました。

 私も、まずは1人の人間として、お話してくださった消防団長さんのように、聞く人に何かを感じさせられる人間になりたいと思いました。」

(法学部法律学科2年 栗原駿 東京都立福生高等学校出身)

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≪倉島安司法学部准教授による消防ガイダンス≫

公務員・資格試験学習室主催の公務員試験説明会が開催されました(3)―警察編

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 4月23日(水)に開催された公務員試験説明会の警察ガイダンスでは、飯能警察署から現役警察官の方をお招きし、主に1~3年生の警察官志望者向けに講演をしていただきました。

 講演では、採用試験の概要や論作文試験・面接試験の際の心構えなど、警察官になるために必要な知識・能力についてのアドバイスだけではなく、現役警察官の目線から将来警察官となってから役に立つお話も聞くことができました。身近で具体的なお話に参加者全員が熱心に耳を傾けておりました。

 今回は、講演会に参加した学生のナマの声をご紹介いたします。

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≪飯能警察署の田中喜一氏と講演に聞き入る参加者≫


「4月23日に飯能警察署の田中喜一さんを講師にお招きして、警察官ガイダンスが行われました。現役の警察官の方から、いろいろ貴重なお話を聞くことができました。

 ガイダンスでは、警察官とはどのような仕事なのか、採用試験での面接の受け方や論文の書き方、試験に備えてどのようなことを勉強したらよいのかを、事細かに教えていただきました。また、警察学校で何を学ぶのかを聞いた際に、現在大学で学んでいる法学がとても重要になると感じました。

 このガイダンスを通して、面接や論文では自分らしさを出し、表現力を大事にすることや、試験対策でどのようなことを勉強したらよいかを学ぶことができました。また、今やるべきことや、この先やっていくべきことなどを再確認することができました。」

(法学部法律学科2年 高橋健太 茨城県私立常総学院高等学校出身)

5月24日オープンキャンパス模擬授業・もうひとつの予告編

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「どうぶつの森」に村長は必要か―行政の話―

 5月24日(土)、本年度初回のオープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!

法学部准教授 倉島安司

 携帯ゲーム機やオンラインゲームで、RPGや街づくりゲーム、農場経営ゲームなどをやりはじめると、あなたはまず、架空の世界の村や町を訪れることになります。そして、その村や町では、多くの場合、「村長」や「町長」と呼ばれる、村や町の代表者が登場します。

 ゲームの中の村長や町長は、モンスターを倒したり次の町に進んだりするための情報をくれることもあれば、その村や町の困りごとを相談してくることもあります。さらに場合によっては、『とびだせ どうぶつの森』のように、あなた自身が村長となって、村の発展のために働くということもあります。

 ゲームの世界に村長や町長がいるのは、ゲームの作り手たちが我々の住む現実世界の市町村にいる「長」と呼ばれる人をゲームの世界に取り入れたからです。では、現実世界の村長や町長は、そもそも何をするためにいるのでしょうか?

 各地には有名な知事や市長が何人かいますが、町や村の宣伝をするだけなら、くまモンやふなっしーで十分です。しかし、村長や町長には、くまモンやふなっしーではできない、大事な仕事があるのです。

 その現実の村長や町長の仕事については、たくさんの法律や条例があり、本格的にそれらについて勉強するには、まず大学の法学部に入らなければなりません。ところが、『とびだせ どうぶつの森』のようなゲームの世界では、村長の仕事は現実世界よりずっと数が少なく、わかりやすいものになっています。だから、村長がやっている「行政」という仕事の意味や問題点を考えるには、「どうぶつの森」はとてもよい入口なのです。

 あなたもこの模擬授業を聴いて、「どうぶつの森」経由で、現実の「行政」の世界にちょっとだけ「とびだして」みませんか?

法学部女子会のパーティーが開催されました

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 5月21日(水)、今年度の新入生を迎えて最初の女子会イベントが開催されました。企画や当日の運営をしてくれた女子会スタッフの声をお届けします。

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「5月21日に、今年度第一回の法学部女子会が開かれました。今までも女子会に参加したことはありましたが、私は今回、初めてこの会のスタッフとして参加しました。

 私がスタッフをやろうと思ったのは、去年一般の学生として参加した法学部女子会が、とても楽しかったからです。それで、友達から「今度の女子会ではスタッフをやらない?」と誘われた時、迷わずスタッフを引き受けることにしました。

 私がやった仕事は、法学部女子学生の交流を目的として開かれるこの会のための、ポスター作りなどです。女子学生がたくさん来てくれるか不安だったのですが、去年よりも参加人数が多くて嬉しかったです。

 今回の女子会では、法学部の先生や法学部OGの方のお話をうかがったり、(一番の目玉である)軽食をいただきながらおしゃべりをしたり、ゲームをして女子学生の団結を深めたりしました。

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 今年の軽食も、去年と同じぐらい豪華で、女の子が好きそうなものがたくさんありました。それを食べながら、先生や後輩とお話ができて、スタッフである私も楽しかったです! またゲームは、人間知恵の輪やジェスチャーゲームをし、それをきっかけに参加者同士の距離がぐっと縮まって、いい雰囲気になりました。

 先生方もとても親身になってくれ、先輩方もみんないい方達なので、今後も法学部女子会のイベントなどがある際には、是非多くの女子学生に来て欲しいです!また、スタッフも募集しているので、是非(^O^)/」

(法学部法律学科3年 安和英里子 沖縄県立小禄高等学校出身)

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ゲーム中の様子、一番左が安和さん
<参照記事>

資格取得者の表彰がおこなわれました

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 駿河台大学法学部には、在学中に資格を取得すると、一定額の報奨金を付与する制度があります。今年も対象となった学生に、黒田学部長から表彰状とあわせて報奨金が贈られました。

 資格を取得すると、勉学の励みになるだけでなく、このような表彰を受けられたり、就職活動でも評価を得られることになります。みなさんも、さまざまな資格取得に向けて取り組んでみませんか。

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表彰学生学年取得資格出身高校
関口 美紘さん4年生ビジネス実務
法務検定3級
群馬県立高崎東高等学校出身
土屋 博睦さん3年生漢字検定2級東京都立板橋高等学校出身
森田 裕香さん3年生秘書検定2級埼玉県私立秋草学園高等学校出身
千葉 紗依莉さん2年生秘書検定2級岩手県立千厩高等学校出身
<参照記事>

法学部の授業はけっこうおもしろい!!'14(1)――商法総則・商行為法

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 法学部の授業って難しそう...と思われがちですが、駿河台大学法学部の授業では、法律に少しでも興味を持ってもらえるように、難しいこともわかりやすく、より身近に考えられる工夫がされています!
 この連載では、実際に授業を受けている在学生のみなさんが、法学部の授業を実況中継してくれます。興味を持ったら、ぜひオープンキャンパスに足を運んで、あなたも法学部の授業を体験してみませんか?

 初回は、「商法総則・商行為法」の実況中継をお伝えします。


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法学部法律学科4年 濵田 翔太

埼玉県立坂戸西高等学校出身

 この講義は、商法の基礎からはじまり、どのような場合にどの条文が適用されるのか、そもそも商行為とはどのような行為なのかなどを学ぶものです。民間企業への就職を考える学生は、履修すべき講義であると思います。

 講義ではプリントが配られ、それを中心に進められますが、重要ポイントは図も交えて板書されるので、理解しやすいです。プリントには新聞記事などの実例も載っています。

 プリントにはまた、司法試験や公認会計士試験で実際に出題された問題が載っており、講義内容が試験で具体的にどのように問われているかが分かります。資格取得のための勉強をしている学生にとっても、講義にそって学べるので有意義であると思います。


法学部の授業はけっこうおもしろい!!'14(2)――ジェンダーと法

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法学部法律学科3年 斉木 大亮

群馬県私立明和県央高等学校

 この講義では、男女平等と思われている現代にも実は存在するジェンダー(性差)と、それに関する法律について学んでいきます。

 ジェンダーに関連する問題としては、たとえば、女性が会社などでセクハラを受けたり、結婚するときにはたいてい夫の姓を名乗らなければならなかったりする、といったことです。

 こうした男女差別的な問題を通して、今まで知らなかったさまざまな社会問題を学ぶことができ、とてもためになりました。


法学部生が地域の消防団で活躍しています(1)

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 法学部で消防官を目指して勉強しながら、地域の消防団に所属している学生に、消防団での活動を紹介してもらいました。


「私は、埼玉県川島町消防団第一分団に所属しています。主な活動は、消防車に乗っての地域巡回、火災時の交通整理、消火活動です。

消防団の活動は、非常勤の特別職地方公務員としての公務となりますが、私は、普段は学生です。他の消防団員の皆さんも、普段は会社員、自営業、役場職員として働いています。ここが本職の消防官と消防団員の違いです。

若干の報酬もありますが、消防団員は、基本的にボランティア精神で活動しています。また、地域の行事等に参加することで、消防団活動において欠かせない、地域との連携や地域からの信頼を得ることができます。

火災現場を目の前にすると、炎の熱や煙、倒壊しそうな建物で危険を感じることもあります。しかし、地域への貢献を実感できる活動です。

地域貢献や地域活動をしたいと思っている方は、入団を考えてみてはいかがでしょうか」

(法学部法律学科4年 山下樹 埼玉県私立東京農業大学第三高等学校出身)

法学部の授業はけっこうおもしろい!!'14(3)――消費者法

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法学部法律学科4年 関口美紘

群馬県立高崎東高等学校

 日常生活においては、みんなが消費者です。そういった意味では、この講義は親しみやすいと思います。講義では、悪質商法による詐欺や製品事故などの消費者問題、それに対する解決策としての消費者センターやクーリング・オフの利用など、私たちの身近で起こりうる事柄について、裁判例も交えて学んでいきます。
 先生のお話で最も印象に残ったことは、『もちろん、消費者をだまそうとする悪質な業者が一番責められるべきだが、消費者は常に厚く保護されているわけではなく、最近では、消費者の側も保護されていることに甘えず、公開されている情報に注意を払うなどして、自立しなければならないという考え方がある』という点です。
 私も消費者の一人として、消費者問題を他人事のようにではなく、より身近に感じることで、消費者の在り方を見直すことができました。


6月15日(日)のオープンキャンパス『模擬授業』予告編!

法学部から社会へ―活躍する先輩からのメッセージ(2)

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深田 千恵さん

20140607hg_01.jpg 学生時代は、自分の興味の有無で授業を選択できるし、嫌いな人と付き合わなくてもそれほど困ることはありません。しかし社会人になると、自分の思い通りにいかないことや、我慢しなければならないことが増え、それでつらい思いをすることもあります。

 そこで糧になるのが、学生時代につちかった知識や、恩師・友人の存在です。 心が折れそうになったとき、学生時代の思い出がきっと心の支えとなってくれるでしょう。 そのためにも、学生である「現在」を全力で生き、楽しいことにも苦しいことにも真摯(しんし)に向き合って欲しいと思います。

 私は、長谷川裕寿教授のゼミナールで「刑法を通して論理的に物事を考える」ということを学びました。専門的知識のない相手に、伝えたいことをわかりやすく、筋道を立てて説明するという場面は、ゼミの中だけでなく、むしろ社会に出てからの方があります。専門的な用語は、平たい言葉で説明して初めて相手の理解が得られるということを、学生時代に身をもって経験できたことが、社会人になった現在も役立っています。

 社会人になりたての頃、自分の不甲斐(ふがい)なさに悔し涙を流したこともありましたが、大好きな長谷川先生からたくさんのことを学び、成長させて頂いたのだから、こんなことでへこたれていられないとがんばった記憶があります。私は、長谷川先生との出会いのきっかけを作ってくれた駿河台大学に感謝しています。

20140607hg_02.jpg 在学生のみなさん、法学部生として、法学の基礎的な知識を学ぶことは当たり前です。しかしそれ以上に、壁にぶつかったとき諦めることをくせにしないよう、自ら学び、たとえ結果が伴わなくとも最後まで信念を曲げない姿勢を、身に付けてほしいと思います。 いろいろ書きましたが、まずは学生生活を楽しんでくださいね。

 高校生のみなさん、今はまだ明確な夢や目標を持っていなくとも、よいと思います。しかし、高校と大学は違います。与えられる課題をこなすのではなく、自発的に学ぶ心構えを持って、大学に進んでください。 駿河台大学は先生方や職員のみなさんとの距離が近く、何でも質問したり相談したりできます。私は、親身になってくれる大人がいる大学で学べたことを誇りに思います。

 大学4年間は、長いようであっという間です。そこでは楽しいことがたくさんありますが、もしかしたら、つらいこともあるかもしれません。しかし、すべては自分で選んだ人生です。悔いのない生き方をするのは難しいですが、前向きにがんばる力を駿河台大学でつちかってみてはいかがでしょうか。


6月15日オープンキャンパス模擬授業・もうひとつの予告編

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 6月15日(日)に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!

あなたも狙われている?――悪質商法から身を守ろう――

法学部准教授 草地未紀

 「消費者問題」と聞いて、何を想像しますか?

 つい最近、大きな問題となったものとしては、レストランでの食品に関する不当表示や、冷凍食品への毒物の混入などがあり、これらは、大きく報道されました。
 以前から、消費者問題として大きく取り上げられるのは、これらのように、消費者が購入した物のうち、食べたり使ったりする過程で、人の生命や身体に重大な危険が生じる事案であることが多いです。これらに、人々は大きな関心を示しますし、被害の金額もとても大きくなるからです。

 では、「悪質商法」とは何でしょうか? 悪質商法も消費者問題の一つですが、悪質商法にだまされて契約を締結したからといって、すぐに生命や身体に危険が迫るわけではありません。また、投資に関するものを除けば、被害金額もそれほど大きいものではありませんから、人々の警戒レベルも下がります。

 「そんなものに自分はだまされないよ、注意してるから」と思っていませんか?

 取り締まっても取り締まっても、悪質商法は、あのテこのテで形を変えて、わたしたちに迫ってきます。悪質な業者は、人の心の弱みに上手につけこんで、いとも簡単に消費者をだましてしまいます。

 悪質商法にだまされやすいのは、どんな人でしょうか?
 悪質商法にだまされないためには、どうしたらよいのでしょうか?
 また、もしだまされてしまったら、誰に相談したらよいのでしょうか......?
 いっしょに考えてみましょう。

合格者の声を更新しました(市役所編)vol.61

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 2014年3月に法学部を卒業した阿保拓也さんが皆野町役場の採用試験に合格し、入職しました。阿保さんから届いた合格体験記を紹介します。

埼玉県皆野町役場合格体験記

法学部法律学科2013年度卒 阿保 拓也
埼玉県立本庄第一高等学校出身

20140609_goukaku1.jpg 地元に貢献したいと思い、公務員を志望しました。そのため、教養試験対策として「公務員への道」を履修しました。

 民間企業の就職活動も行いましたが、始めは思うようにいかず、努力を重ねた結果、何とか内定をいただくことができました。一般常識の問題集は、公務員試験でも役立ちました。

 面接に関しては、公務員試験でも民間企業の就職活動で培った経験を生かすことができました。また、キャリアセンターの職員の方や先生方に面接指導をお願いし、厳しく鍛えていただいた結果が公務員合格につながりました。

 地元のサッカーのクラブチームで小中学生の指導も行っており、スポーツを通じて、子どもたちに広い世界に出て行くという思いを伝えたいと思っています。

警察官座談会が開催されました

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 5月24日(土)、本学のオープンキャンパスに合わせて、警察官座談会が開催されました。今回は、本学卒業生で、現在、埼玉県警警察学校に初任科生として入校中である高橋朋幸氏をお招きし、2年生の警察官志望者を交えて、和気あいあいとした雰囲気の中でお話をしていただきました。

 学生のホンネの質問や悩みに対して、一つひとつ親身になってアドバイスをしている高橋氏の姿がとても印象的でした。

 以下、座談会に参加した学生の感想を紹介します。


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≪座談会の様子≫

 「私は数的処理が苦手なため、これまでは、ただひたすら問題を解くことに専念していましたが、座談会を通じて、中学数学を理解していなければ、数的処理を解くことは難しいということが良く分かり、焦らずに中学数学から勉強し直そうと思いました。今からでも真剣に取り組めば、数的処理を現在より速く解くことが出来るようになると希望を持つことができました。また、警察学校における生活や私が興味を持っている生活安全課が具体的にどのような仕事をしているところなのかなどについても、貴重なお話しを聞くことができました。今回の座談会は、私が警察官を目指す上でとてもプラスになりました。」

(法学部法律学科2年 森田朗史 東京都私立正則高等学校出身)


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≪高橋氏(前列中央)と座談会参加者≫


 「座談会を終え、最も配点の多い数学は貴重な得点源となるため、基礎固めをする意味でも、いち早く勉強を始めることが大切だと実感しました。また、警察には色々な課があることから、自分がどの課に行きたいのかなど、具体的な志望を明確にしておくことや、日頃から運動をしておくことなど、警察官になる上で勉強以外にすべきことをたくさん知ることができました。今回の座談会に参加してとても良かったです。」

(法学部法律学科2年 高橋健太 茨城県私立常総学院高等学校出身)


 「警察官を目指すのなら、今からでもターボをかけて、教養を一層高めなければならないと感じました。一次試験は、数的処理が多いことから、今の授業でつまずいていてはいけないので、家での勉強時間を増やし、予習復習をして分からないところはすぐに分かる人に教わり解決していきたいと思います。」

(法学部法律学科2年 笠井大彰 埼玉県私立武蔵越生高等学校卒業)

私のゼミを紹介します'14(2)――井上ゼミ(東アジア史)

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法学部法律学科3年 三浦正雄

東京都私立京北学園白山高等学校

 みなさんは、「東アジア史」と聞いて、何を思い浮かべますか。「日本史」や「世界史」と比べると、あまり聞きなれない言葉だと思います。井上ゼミでは、日本・中国・韓国の近現代史である「東アジア史」について学びます。

 例えば、みなさんは、上野動物園のパンダを知っていますよね。あれは、日中国交正常化を記念して、中国から贈られたものです。井上ゼミでは、日中国交正常化そのものや、当時の周恩来首相や田中角栄総理といった人物について取り上げたり、説明したりします。ちなみに、「三国志」は前近代史なので、このゼミでは取り上げません。

 このゼミでは、学生同士の議論を大切にしています。3年生と4年生が同じゼミ室で学び、一人ずつテーマを決めて下調べを行い、レジュメを作成して、発表をします。発表後は、学生が質問をしたり、感想を述べ合ったりします。

 自分の知らない歴史を学び、議論し合って、自分の世界を広げていく。これが井上ゼミの特徴であり、良さなのです。

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法律相談部による法律相談会をおこなっています

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 公務員・資格試験学習室は、「法律相談部」の活動を支援しています。
 その法律相談部から、活動報告が届きましたので、お届けします。

法学部法律学科4年 志賀允

新潟県立新潟西高等学校出身

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 皆さん、こんにちは。駿河台大学法律相談部です。今回は、私たちが行っている法律相談会について紹介したいと思います。この法律相談会は、大学の地元である飯能市と協力して行われます。法律相談には事前登録が必要ですが、相談料は無料です。そこで私たち学生は、アシスタントをしています。
 活動内容としては、まず、当日来ていただいた相談者の方に相談内容の概要を質問シートに書いてもらいます。その後、私たち学生で相談者の方から詳しい相談内容を聞き取り、それを学生でまとめ、先生に伝えて、相談者の方に助言を行うという形になります。また、相談内容は、植木についてのご近所トラブル、遺言書の作成、個人の借金問題など、私たちの日常生活に大きく関わる内容ばかりです。
 この活動を通して、私たちは、駿河台大学法学部で学んだ知識を用いて人助けをするのだという責任感と正義感を身につけていきたいと思います。

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≪太田幸夫特任教授、大沼洋一教授と、法律相談部のメンバー。中央が志賀さん。≫


★次回は9月20日(土)に行われます
開催場所:飯能福祉センター(要予約)
お問い合わせ先:飯能市役所生活安全課 TEL 042-973-2126(直通)

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