8月22日(土)に、オープンキャンパスが開催されます。法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!
トラブルに巻き込まれたら?
「法学部あるある」のひとつに、「普段は連絡を取っていない親戚や同級生が、やたらと連絡してくるようになる」というのがあります。「久しぶり」という挨拶もそこそこに、彼ら彼女らが切り出すのは、フクザツな法律相談。「法学部に入ったんでしょ? だったら分かるよね?!」と、気軽に相談してきます。
いやいやいや、そんなこと言われても。確かに、法学部に入学すれば、六法の使い方や、「条文に書いてあること」を理解する解釈や、事例問題など、一般の人よりは法律に親しむことができます。でも、みんながみんな、法律専門家になるわけではありません。大学の法学部で学んだ知識を活かして、役所や企業で働くのです。
それでも、「え、そんなことワカンナイよ、弁護士じゃないんだもん。そもそも弁護士法72条というのがあって、そんな簡単に法律相談には乗れないよ」なんて返事をしたら、「なーんだ、法学部っていっても大したことナイね。じゃあいいよ。」と相手は急に興味を失うでしょう。うーーん、納得いかない。
むしろ法学部で勉強すればするほど、「気軽には答えられない」と感じるようになります。法律問題の答えは一つではないし、法律問題の多くは、人の一生を左右するほどの、大問題なのです。それを、大学でちょっと勉強したくらいで、責任を持ってアドバイスするなんてことは、想像しただけでも恐ろしい話です。
では一体、どんなアドバイスならしてあげることができるのでしょうか。法学部生になったら、他の人より、どんなことで、一歩先に行けるでしょうか。
それは、「法律問題を抱えたときに、適切な相談機関や解決機関を選べる」ということです。法学部に入って、社会の中で役立つ法や制度を、どう学べばよいのか。その扉を、一緒に開いてみませんか。