法学部教授 太田幸夫
私達は東京地方裁判所で刑事裁判を傍聴しました。「犯罪による収益の移転防止に関する法律違反被告事件」という事件名ですが、内容は振り込め詐欺などに使われることを知りながらキャッシュカードを他人に売り渡したというものです。判決は2週間後に言い渡されます。被告人に懲役刑の前科はなく、反省しているようでしたが、どういう刑が言い渡されるのか気になります。
以下、参加学生のレポートから一部をご紹介したいと思います。
「刑事裁判を傍聴してきました。傍聴した事件は、振り込め詐欺に使われることを分かっていながら、被告人が自分のキャッシュカード3枚を他人に15万円で売ったというものです。
映画などで裁判シーンを目にしたことはありますが、実際に法廷の傍聴席に座るのは初めての経験です。被告人が入ってきた瞬間、空気がピーンと張り詰め、廷内に緊張感が漂いました。検察官と被告人のやりとりや裁判官の訴訟指揮(訴訟進行)、それに書記官のキーボードを打つ音など、様々なことが新鮮で心に残りました。
だれもが裁判員に選ばれる可能性があります。私たちのように若い世代の人は、裁判を身近に感じるためにも、裁判を傍聴する機会を持つことは大変良いことだと感じました。」
法学部法律学科1年 茂木祐太
埼玉県私立正智深谷高等学校出身
<参照記事>
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