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Channel: 【駿河台大学】法学部からのお知らせ
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法学部便り2013/11/15―校内模擬授業を開催しました

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 駿河台大学法学部では、学内外で、模擬講義・出張講義を積極的に行っております。

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 11月1日(金)、川越初雁高等学校の皆さんが駿河台大学法学部の模擬授業を受けに来てくれました。時間は40分と短かったですけれども、法律(知的財産法)のエッセンスが詰め込まれた授業を行ったつもりです。いかがでしたか。興味深く感じてくれたなら、うれしく思います。

 講義の要点は、「物」と「情報」(知的財産)の法的な取り扱いに違いがあるのか、違いがあるとすればどう違うのか、でしたね。解決の鍵は、物理的な支配ができるかどうかです。

 形のある「物」は物理的な支配が可能ですね。そのために、「物」は「誰かのもの」に決めたほうが争いも起こらず、みんなが安心して自分の物を自由に使える平和な世の中が保たれる。民法や憲法で認められる「所有権」や「財産権」はそのために保障されています。それに対して、形のない「情報」は空気みたいなもので、そもそも物理的な支配ができない「公共財」、誰かの支配になじまないものなのです。むしろ伝えあってこそ価値が生まれるという特徴があります。

 では、なぜ「情報」を特定の誰かのものにするのでしょうか。この理由を解き明かしてくれるのが「知的財産法」です。今回の模擬授業でも、その点をわかりやすく解説したつもりです。

 高校生の皆さん、オープンキャンパス等の機会をとらえて、法学部の模擬講義を受講してみませんか。


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