法学部教授 王子田誠
11月25日(火)の学部デーにおいて、22人の法学部生が警視庁本部を訪れました。当日は、警視庁の施設見学や現役警察官の熱意にあふれた話を聞くことができました。
以下参加した学生の感想を紹介いたします。
「私は、将来、警察官を目指しているため、今回の学部デーでは、警視庁見学を選びました。
まず、警視庁の活動や取組みを紹介する『東京の治安を担う』という映像資料を見ました。警視庁の組織は、東京都公安委員会の管理の下に、警視総監と副総監が置かれ、警務部や交通部など9つの部、犯罪防止対策本部、警察学校、10の方面本部と102の警察署で構成されていることを学びました。
その後、都内23区内の110番通報などに対応する通信指令センターを見学しました。見学の最中にも、実際に110番通報が入り、通報を受けている様子を生で見ることができました。
続いて、警察参考室を見学しました。ここには、大久保利通暗殺事件で使われた日本刀や、明治の交番・警察官の制服の移り変わりなど、数多くの貴重資料が展示されており、分かりやすく警視庁の歴史を振り返ることができました。
最後に、採用センターの警察官の方から警察官になるために今からやっておくべきことについて貴重なお話を聞くことができました。
今回の警視庁見学で最も印象深く記憶に残ったのは、やはり通信指令センターです。見学中に110番通報が入ったということは、今まさに東京のどこかで犯罪が起きているということに他なりません。そう考えると、少しでも犯罪を減らしたい、犯罪に苦しむ人たちを一人でも多く助けたいと改めて強く思いました。今回の貴重な経験を踏まえて、今後一層、警察官採用試験に向けて勉学に専念したいと思います。」
法学部法律学科1年 鈴木颯太
福島県立修明高等学校