法学部では、11月下旬に「学部デー」として、政府機関や美術館など様々な場所を訪れる企画を実施しました。今回はその「学部デー」報告の第1弾。
私たちは学部デーに「さいたま地方検察庁」を訪問しました。まずは裁判所で飲酒運転で物損事故を起こしてしまった事件を傍聴しました。裁判というと、弁護士さんが被告人の無罪を主張したり、「異議あり」などと言ったりするものだと思っていましたが、実際は淡々と進んでいき、少し意外でした。
被告人は「反省しています」「これからは飲酒運転をしません」など反省の弁を述べていましたが、「弁護士さんに促されてそう言っているのかな」と思える場面もありました。後で、検察庁の方に聞くと「初犯なのでおそらく執行猶予がつく」とのことでした。
傍聴後は検察庁に移動し、刑事手続きの流れを説明していただきました。検事さんのお仕事を紹介するDVDを見た後、実際に検事さんにお会いして、検察官という職を選んだ理由や、司法試験の難しさなどをお聞きしました。大変な仕事だが、被害者や被害者のご家族から感謝されたときにやりがいを感じる、という言葉がとても印象的でした。
さいたま地方検察庁の職員さん、質疑に応じていただいた検事さん、お忙しいところ貴重な経験をさせていただき、まことにありがとうございました。